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※最終更新日:2025年2月14日

ギター伴奏:長尾晃司

ケルト音楽(主にアイリッシュ)で使われる、風音混じりの軽快な音色が素敵な縦笛。異世界ファンタジー系のアニメ劇伴やゲームBGM等におけるレギュラーメンバー。

リコーダーのように吹けば音が鳴る単純な楽器だが、ケルト音楽特有の装飾音や奏法を取り入れないと「らしく」ならない、意外と奥が深くて難しい楽器。

アイリッシュ音楽では一般的にD管が使われるが、その他のキーの笛も半音刻みで所持している。半音階が多数出てくる曲には不向きで、曲の調によって笛を使い分ける。

キー(メーカー)サウンド音域
G管 (S.Z.B.E.)試聴G5~G7
F#管 (S.Z.B.E.)試聴F#5~F#7
F管 (S.Z.B.E.)視聴F5~F7
E管 (Rudder Whistle)試聴E5~E7
Eb管 (Rudder Whistle)試聴Eb5~Eb7
Eb管 (Colin Goldie)試聴Eb5~Eb7
D管 (Michael Burke)試聴D5~D7
D管 (Bernard Overton)試聴D5~D7
D管 (Rudder Whistle)試聴D5~D7
D管 (Feadog)試聴D5~D7
D管 (S.Z.B.E. DP-EX-E)試聴C5~D7
Db管 (Rudder)試聴Db5~Db7
C管 (Rudder Whistle)試聴C5~C7
C管 (Colin Goldie)試聴C5~C7
B管 (Rudder Whistle)試聴B4~B6
Bb管 (Rudder Whistle)試聴B4~B6
Bb管 (Colin Goldie)試聴Bb4~Bb6

低音管のティンホイッスル。ローホイッスルD管はティンホイッスルD管より1オクターブ低い音が出る。エッジの効いたサウンドも柔らかい音色も兼ね備えていて、特にスローテンポの曲ではノスタルジーを感じさせる素敵な縦笛。

アイリッシュ音楽では一般的にD管が使われるが、その他のキーの笛も半音刻みで所持している。半音階が多数出てくる曲には不向きで、曲の調によって笛を使い分ける。

どのキー以下をローホイッスルと呼ぶか定義はハッキリしていないが、Bb管以上をティンホイッスル、A管以下をローホイッスルとする説が有力。(諸説アリ)

キー(メーカー)サウンド音域
A管 (Colin Goldie)試聴A4~A6
Ab管 (Rudder Whistle)試聴Ab4~Ab6
G管 (Rudder Whistle)試聴G4~G6
F#管 (Rudder Whistle)試聴F#4~F#6
F管 (Colin Goldie)試聴F4~F6
E管 (Colin Goldie)試聴E4~E6
Eb管 (Colin Goldie)試聴Eb4~Eb6
D管 (Colin Goldie)試聴D4~D6
Db管 (Rudder Whistle)試聴Db4~Db6
C管 (Rudder Whistle)試聴C4~C6

19世紀初頭までヨーロッパで使われていた木製フルート。ローホイッスルと同じ音域だが、もっと太くて深みのある音色が特徴的。

これが進化して、クラシック等の分野ではキーシステムを備えた銀のモダンフルートが主流となっていくが、伝統音楽の分野ではこちらの方が適していたため、アイルランドを中心にヨーロッパ各地で使われ続け、独自の進化を遂げた。

キーを付けることである程度の半音階を演奏できるようにしたものもあるが、基本的にはティンホイッスルと同じく半音階が多数出てくる曲には不向きで、曲の調によって笛を使い分ける。

キー(メーカー)サウンド音域
F管 keyless (Barna Gabos)試聴F4~F6
D管 6-keyed (Martin Doyle)試聴D4~D6
D管 keyless (Patrick Olwell)試聴D4~D6
Bb管 keyless (Patrick Olwell)試聴Bb3~Bb5